ラバープリントシート(アイロンプリントシート)とは、裏面に熱で溶ける糊(ホットメルト層)が仕組まれた色鮮やかな単色のポリウレタン製のプリント用シートです。精密カットを施せるプロッターにより、文字や図形などにカット。布などの被着素材に加熱・圧着することで、比較的簡単ににじみのないキレイなプリントができるのが大きな特長です。Tシャツやバッグ、ユニフォームなど幅広い布製品に使用されており、業務用ヒートプレス機を使った製品から家庭用のアイロンでのオリジナルプリントまで多様な製品づくりに使われています。

ラバープリントシートの
特徴とメリット・デメリット

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• 素材として薄いポリウレタン製のシートで出来ているので、衣類などの伸びにも柔軟に追従します。
• 弊社で精密にカットされたプリント素材として提供することで、シルク印刷などの製品と異なり、ご家庭用のアイロンでも輪郭ににじみを発生させず、充分にキレイなオリジナルプリントがお楽しみいただけます。
• 被着素材として、綿、ポリエステル、綿混紡素材など幅広い素材にご利用いただけます。
• シルク印刷の場合と異なり印刷用の版を必要としないため、少ロットでも低コストでオリジナルプリントが可能です。また、一着一着にお名前やゼッケン番号、ウェアのサイズによってバランスよくプリントサイズを変えるなど差替えが発生する場合など、ラバープリントシートやワッペン、刺繍などが適しており、１枚コストで比較した場合、コスパ的にはラバープリントシートが一番の選択肢となります。但し、プリントの内容が同一でロットが大量となる場合など、シルク印刷の方がコストを抑えられる場合もございます。
• シートメーカーによる品質テストにおいて、洗濯堅牢度五級（最上級）の品質は確保していますが、洗濯の際はプリント面を裏返す、できれば洗濯ネットに入れて洗濯する、乾燥機は使用しない、漂白剤は使用しないなど、圧着プリントされたシートをクオリティを長く保つためのコツがあるなど、コストは掛かりますが耐久性の面ではシルク印刷の方が安定性は確保されます。

ラバープリントシートの
使われ方について

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• Tシャツやスウェットなどのウェア類
  リジナルデザインのTシャツや、シンプルなロゴ・イラストを入れたいスウェットなどに多用されます。
• ユニフォームやスポーツウェア類
  サッカー、バレー、バスケットボールなど、お揃いのウェア、ユニフォーム、ビブスなどの背番号やネーム、チームロゴのプリントなどにも適しています。
• トートバッグや布製ブックカバー
  布製のバッグやエコバッグへのオリジナルなワンポイントプリントや名入れなどにも利用されます。
• 学校用の名前シールやゼッケン
  子どもの持ち物や体操服、ゼッケンなど、名前や番号を簡単に貼り付けたい場合に便利です。
• キャラクターグッズ、推しのグッズづくりや物販グッズ
  キャラクターやオリジナルグッズのワンポイント装飾、物販用の小ロット商品にも使われています。

ご提供するラバープリントシートの特長

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• 他製品との比較結果、低温・短時間で圧着可能
  正確なアイロン温度、被着体などの条件により多少前後はしますが、プレス温度130〜140℃の低温、約5秒の短時間、1回プレスでプリント可能。これによりアイロンによってポリエステル生地などに発生するテカリや、被着体の染料がラバープリントシートへの昇華移染(色移り)が起きにくくなっています。
• 高品質な仕上り
  インクと異なり輪郭ににじみなどが無く、仕上がりが美しく、発色も良好。細部までキレイにプリントできるため、プロ用途から個人のハンドメイドまで幅広く使われています。
• 安定の耐久性・定着性
  品質試験結果の示す通り、しっかりとした加熱プレスにより重ねる洗濯での堅牢度も最上級で、当社でご提供(楽天ショップ)しているお子様の体操着にプリントのお名前シートは、お客様からのご報告では、お洗濯を繰り返し、１年を経過しても剥がれないというご報告も多数頂戴しております。

アイロンプリントする際に下の剥離紙を剥がすと、(１層目)転写フィルムに(2層目)プリントされるシート本体が貼り付いた状態で残り、被着体(生地)に対し貼り付け、アイロンで加熱プレス、冷めるのを待って転写シートを剥がすと、(2層目)プリントされるシート本体だけが、シート裏面の熱で溶け出す接着成分(ホットメルト層)によって被着体に定着する構造です。

アイロンプレス後に剥がすシート

最後に貼り面に残るステッカー本体シート

１層目・２層目にゴミが付かぬよう
保護するシート

２層目の「文字や図形」のみが
ステッカーとして貼り付きます。